施設見学と体験入所

老人ホームを選択する際に重要になってくることは何でしょう。やはり入所するご本人やそのご家族、できればその両方が自ら入所先に出向き、ご自身の目で入所先の雰囲気などを確かめることだと思います。

「想像していたのと違っていた」「こんなはずじゃなかったんだけど…」。入居してしまってから、そう後悔しても後の祭りです。そんなことにならないためにも、条件に合う老人ホームを見つけたら、宣伝文句や紹介文などを頼りにするだけじゃなく、実際に見学に行ってみましょう。

老人ホームと一言で言っても様々なところがあります。できれば見学をするのは一ヶ所だけではなく、他の老人ホームと比較するためにも、2〜3箇所には足を運びたいものです。少し労力や時間をかけるだけで、後々後悔してしまうことはうんと減るのではないでしょうか。

実際に体験所居をしてみないとわからない、気づかないことも多々あります。たとえば寮母さんやヘルパーさんの人柄や、老人ホームの雰囲気などは実感してみなければわからないものだと思うのです。

それでは、見学や体験入居をするときのチェックポイントとは何でしょう?重要な部分を見落とすことのないように、幾つかのチェックポイントを挙げてみます。

最初に、見学には1人きりで行くのではなく何人かで訪れましょう。複数人いればそれだけ視野も広がりますし、自分では気づかなかった面を他の人が見ていることもあります。見学などを終えたあとの意見交換は、とても価値のあるものです。

1.スタッフの対応
スタッフの挨拶はいかがでしたか?挨拶は人間関係を築く際にはとても大切なものです。気持ちのいい挨拶をしてくれましたか?話しかけたときにはどうでしょう。面倒くさがらず、いい加減じゃなく、丁寧かつ親切な快い対応を得られましたか?スタッフにはどのくらいの年齢の幅があるのか、男女の割合はどのようなものか、またスタッフに資格があるのかどうかの確認も忘れないでください。


2.他の入所者の方々
これから生活を共にしていく方々です。挨拶をしたときや話しかけたときの表情や返事など、対応はいかがでしたか?仲良くなれそうだと感じましたか?


3.食事
メニュー、質、量に満足できそうですか?全て同じものではなく、それぞれの健康や病状に配慮した食事サービスが受けられそうですか?見た目や献立ではわからない味を、既に入所なされている方々に聞いてみるのもいいですね。話しかけるきっかけにもなります。


4.周囲の環境
交通の便は良さそうですか?お散歩ができそうな公園やちょっとした用を足せるお店は近くにありますか?また、病院が近くにあるかどうかも確認しておきましょう。


5.相談、苦情の窓口
何か困ったことや悩むようなことがあったときなど、気軽に相談できる専門の窓口がありますか?相談した際に、適切かつ迅速に対応してくれる制度が整っているかどうかの確認も大切です。

生活をしていく上では昼間だけじゃなく、夜間の様子や体制も重要になってきます。体験入居した場合には、昼間以外の状況もチェックしておきましょう。

1.日常生活を送る上で、基本的な介護(食事・トイレ・入浴など)を見学、体験してみましょう。


2.イベントやサークル活動なども見学し、できれば体験もさせてもらい、実際にその老人ホームに入所して楽しい生活をおくれるか想像してみましょう。


3.看護体制は昼間のものだけじゃなく、夜間のものもチェックしておいてください。


4.近辺の治安はどんなものか、騒音はひどくないかなどの観察もしてください。

 

ここでネックになるのが費用。1泊2日の体験入所では、一般的には15000円前後の費用が必要になってくるところが多いようです。